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天文

2017年4月12日 (水)

空の良し悪し

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先日、さそり座方向の高度が上がるのを待つ間に撮影した白鳥座の散光星雲です。

撮った分だけで画像処理してみました。

Light_binning_1_integration_abe

CanonEOS X7改造機(冷却なし)、Nikkor 58mm(F1.4) F3.2程度、露出90秒、ISO3200
6枚コンポジット、スカイメモRで自動ガイド

手前の木のはガイド撮影画像の1枚を合成してあります。こうすると木が写る低空である事が分かりますが、ガイド撮影との違和感もさほど感じません(か?)。

この高度にもかかわらず合計わずか9分でこの写りですからこの方向の暗さが良く分かります。

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CanonEOS X7改造機(冷却なし)、Nikkor 58mm(F1.4) F3.2程度、露出90秒、ISO3200
54枚コンポジット、スカイメモRで自動ガイド

この後撮影した南方向は、川の影響もあり低空の霧が濃く、また若干空が明るいので東側と比較すると条件が悪るかったようです。

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同じ機材で6枚(左)と54枚(右)ですが、同程度に強調した状態での荒れ具合を比較すると、あまり差がありません。9倍の露出をかけてもやっと同程度といった感じでしょうか?

空の良し悪しが画質に大きく影響する事が分かります。あるいは短時間露出多数枚撮影の欠点は空が悪いと顕著に出るのかも知れません。

ちなみに、良い空で十分な露出を行うと

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180mmF4, 71枚コンポジット、露出90秒、ISO3200

若干撮影条件は異なりますが、前者と同様に強調した画像はこのようになります。

2017年4月 7日 (金)

廃材処理完了

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去年切ったケヤキの切り株を残して綺麗さっぱり無くなりました。UFOの残骸は陰も形もありません。上の農場用地と、これ程はっきり境界が作られていたとは知りませんでした。

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ビックリするような廃材の山でした。

次は防草作業です。しばらくはここに機材を出して撮影してみようと思います。最初のルーフ計画より地面が低い位置になってしまったので、東側が古屋君、南側が電線に遮られて視界が確保できません。

とは言っても、ここに鉄筋2階建て相当の観測小屋っていうのは、余程の事が無い限り実現出来ないでしょう。

2017年4月 6日 (木)

昇る天の川

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雪が積もっている内にチャンスがあったら、ここから昇る天の川を撮影しようと思っていた場所です。既に雪は無いので来年に向けての試し撮りです。左側木立の上に天の川がうっすら見えていますが、もっと開けた風景の方が絵になりそうです。
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もう少し西側に移動してポイントを探そうと思います。正面のLED街灯は光源としては明るいですが、さほど天の川の妨げになっていないような気がします。
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そろそろ桜星景、天の川桜のロケハンをしなければいけません。今年は桜が満開の時期に月の出が遅いので絶好のチャンスかもしれません。

2017年4月 5日 (水)

遅かりし、天の川

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NikonD800, ISO3200、Nikkor14-24mm(F2.8)F2.8、14mm、30秒露出、固定撮影

お、そ、かぁ~りしっ、由良之助~ぇ!、て感じです。ようやく天の川を撮る事が出来ましたが、既に地上に雪はありません。これではね・・・

飯豊はまだ白いですが、霧で低空の透明度が悪く良く見えません。

星見櫓でも月が沈んでから2時間ほど撮影しました。さすがに直焦点をやる元気はなかったので、スカイメモで放置撮影にしました。

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試し撮りの1枚画像、RAW現像のみ。画像処理なし。この辺はまだ早いですね。本命は60枚程撮れたので、しばらく画像処理で楽しめそうです。

撤収前にちょっとだけ天の川を撮影してみました。DXサイズの対角魚眼のフードを切って、FXで撮影し2枚を合成して全周魚眼にしてあります。

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NikonD800, ISO3200、Nikkor10.5mmFisheye(F2.8)F4、30秒露出、固定撮影、2枚合成

3月に撮影する事が出来なかったので、雪景色の天の川は来年までお預けです。

2017年3月23日 (木)

発掘

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いよいよ、雪も融けて古屋君の発掘作業を再開しました。去年最後に「まさかね・・・」と思って中断していた場所には、やはり潰れた小屋がありました。トタン屋根と木の骨組みと壁が埋もれています。

しかも中には空間が存在しているようです。何が入っているでしょうか。

家族からは、お宝が出るとか、温泉が湧くとか、石油が出るとか、人骨だけは掘り当てるなとか、散々言われているので、ここらで一発逆転したいものです。

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次女の推測では、この自転車を引き抜くと神様が「・・・よきかな」と言って、お団子をくれるそうです。

いっそ土器でも出ませんかね・・・

追加:

家の購入時のお世話になった業者さんに相談した所、

バックホー1台、トラック2台(分別処理が必要だから)で1日がかりというありがたい見積もりを頂きました。

自転車が埋まっているコンクリート片の山と倒れた小屋の材木が人手では処理出来ないとのことです。去年雑草が生えた土手だと思っていた部分は全て廃材とゴミの山だったようです。

購入前に考えた観測小屋計画はゴミの山の上に立てる計画と言う事になりますねー

これはいただけません。

2017年3月18日 (土)

PixInsightのカラーキャリブレーション

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PIのカラーキャリブレーション(CC)はPIの根幹的なプロセスの1つです。非常に有効で使い方によっては客観的で再現性のある処理を行うことが出来ると思われます。最近のリファレンスを参考に使い方をまとめたいと思います。

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使用条件

1、CCを行う画像は、ダーク減算、フラット補正を行ったリニアデータであること

2、カブリ補正を十分に行い、DBEやABEで背景を均等化してあること

3、Backgraound Neutralizationは必須ではないが予めやっておいた方が良い結果をもたらす

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モードの意味

1、レンジセレクションモード

近くにある渦巻き銀河に用いる。遠方銀河では赤方偏移の影響があるので好ましくないそうです。

 galaxies should have the following properties:

  • Closer than 50 mpc
  • Hubble classifications Sa, Sb, Sc, Scd, SBa, SBb, SBc or SBcd
  • Inclination less than 60 degrees
  • Integrated intrinsic intergalactic and galactic reddening < 0.5 mag in Johnson B

 だそうです・・・

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2、ストラクチャーディテクションモード

 選択領域内の恒星を用いるモード、1以外の場合全てこのモードを使います。デフォールトでチェックされています。

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ホワイトリファレンス

・リファレンスイメージ

 空欄(対象画像全体を使用)か、領域を選択する。

 領域選択の場合リージョン オブ インタレスト(RoI)を用いた方が有効な場合が多い

・ストラクチャーディテクション

 銀河内の星雲などはレンジセレクションモードには対応していないので、天の川銀河内の対象(散光星雲等)に用いる場合はストラクチャーデテクションをチェックした方が良いと思われます。レンジセレクションモードは前述の対象に用いるべきですが、結果オーライと言う事もあるので試して悪いと言う事も無いと思います。基本、恒星を用いる方が安定した結果になります。

※私見ですが、散光星雲などでCCを用いる場合、赤と青が混在する領域を使うとレンジセレクションモードでも良い結果になる事があります。また、用いている光学系に収差があると恒星を用いるストラクチャーデテクションでは思うような色調にならない事があります。

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バックグラウンドリファレンス

・空欄(対象画像全体を使用)か、領域を選択する。

 領域選択の場合リージョン オブ インタレスト(RoI)を用いた方が有効な場合が多い

基本的にノイズの少ないニュートラルグレーの領域を選択すべきです。画像周辺に自信が無い場合は画像全体でなく、良好な領域を選択して使用すべきです。解説にはこの時RoIを用いた方が良いとなっていますが、具体的な理由は記載されていないようです。

2017年3月 2日 (木)

久々のLRGB

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M95,M96, M105周辺
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LRGB合成をしたのも2年半ぶりです。
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L:10min.11枚 、 RGB=4,4,4 各5min. ビニング2*2
Borg125SD+F4DG, ATIK383L+、アトラクス改(K-ASTEC)
AtikTitan+MaxImDLPro5にてオートガイド
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撮影データと画像を見てお察しの通り、今回の最大の失敗はRGB画像で、ビニング無しの5分とすべきでした。それで十分なLRGB合成用の露出が得られたにもかかわらず、ビニングしてしまったのは、オートセーブの撮影スケジュールの使い回しが原因です。以前なら事前に組んでおいたのですが、存在を忘れていて、慌ててVC200Lの物を良く確認せずに使ってしまいました・・・125SDではビニングしないのでフラット画像がありません。しかもダークが上手く合わず、三原色のノイズがいたる所に残ってしまいました。ダーク、フラットをしっかり撮影して再処理しないと消せませんね。
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RGB画像は全体的に露出オーバーになってしまいましたが、PIのSTFでオートストレッチせずに、銀河部分の適正露出を見極めながら手動でHTを使ってDDPを行っています。
L画像はMaskedStretchを使って銀河部分の白トビを復活させてから、Deco, HDR, LHE総動員で構造を出しています。
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星見櫓でのアトラクス+125SDの撮影は初めてでどちらも調整が不十分、元画像は最低の星像だったのですが、Decoとかでここまで復元しました。しばらく春物になるので、125SDは初夏まで出番がないかも知れません。

2017年3月 1日 (水)

井戸の蓋が

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この時期にしては珍しく月曜、火曜と晴れ予報!残念ながら月曜は会議と所用で撮影できませんでしたが、昨晩は2年半ぶりにBorg125SDと冷却CCD撮影を行う事が出来ました。

当然のことながらブランクの影響は大きく撮影開始までに2時間、その後ピントのズレに気付いて撮り直し、さらにその後極軸がずれている事に気付くも万事休。今朝、確認すると極軸望遠鏡のネジが緩んでいて、触るとカタカタ動きます・あちゃー

なぜ合わせる時に気が付かないかなー!早くPoleMaster導入しなければ。それでもガイドは全く問題なく±1pixel内に納まっているから不思議です。これなら星見櫓でVC200Lでも使えそうなので、次回から春物狙ってみたいと思います。

さらに画像を精査するとかなり強い偏心と撓みが出ています。もう一度接合部分やらフィルターの取り付けやら確認しないと・・・何しろ前回撮影以来調整していないので。

そんな撮影の最中、雪が降る前に蓋をした古井戸の方でガタッと物音が!!

櫓から見下ろすと何やら白い人影がのそのそと這い出て来るような気配がするような、しないような!!!

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今朝、恐る恐る井戸に行ってみると、何と蓋が開いています。やはり○子が這い出てきたのでしょうか・・・・

2017年2月19日 (日)

ステライメージ8

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先日発売されたステライメージ8を使ってみました。
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既に購入された方のブログなどであまり良い印象を受けなかったので、取り合えずお試し版です。
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まずは自動処理がどの程度か体感してみたかったので、NikonD800の画像を使って動かしてみました。公式動画の解説では4枚を処理していたので、数十枚ある画像の内4枚だけ選択してみると、装填するまでの時間が・・・。信じられないほど遅い・・・。
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確かに使用しているパソコンは普通のHDDで旧型のi7です。でも4枚読み込むまでに待たされる時間から実際に処理したい枚数にかかる時間を考えると、ちょっと全部やる気になりません。処理を始める手順の中で待たされるのは辛いです。ダークやフラットはそれほど遅くないので、データ量の多い画像を装填するのに手間取るのでしょう?(たぶんメモリーに読み込んでいるわけではないと思いますが、なんでこんなに時間がかかるんでしょう?)。まさかサムネイルを作るために待たされているなら勘弁してほしいです。
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で、ダークやフラットはマスターファイルを作ってくれる訳ではないのでしょうか?お試し版なので保存はされませんが、一回処理した時にマスターファイルとして残してくれないと、次に同じダークやフラットを使う時に困りますよね。マニュアルを読んだわけではありませんが、どうなっているのでしょう?
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ダークやフラットのコンポジットの設定とか、出来ないのでしょうか?それは我慢するにしてもライトフレームのコンポジットまでには、調整すべき事がいくつかあるように思いますが、ほぼ何も出来ないのですね。ホット・クールピクセルはそれぞれバー1本、オン・オフすらないようでは、安心して前処理を任せられません。
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一連の処理の中でガイドエラーの判定が入っていますが、やり直しは全部最初からという事なんですよね。それは良いとしても、どの画像がどういう判定で取捨選択されたかという履歴はどこかに残るのでしょうか。それを考慮してやり直しを設定しないと、さらにまたダーク等のコンポジットもやり直すのでしょうか?何か回避策はあるのでしょうか?

肝心の仕上がりは4枚なので何とも言えませんが重ね合わせに大きなズレはありませんが、星像の判定はある程度レンジを切り詰めないと判断できませんし、自動処理から通常の処理にどうやって移行するのか分かりませんでした(「画像ウィンドウで編集」ボタンがありました)。

さらに処理のログファイルが生成される事が分かりました。処理結果も、ダーク、RGB変換、フラット補正が終了した画像は保存されるようです。ログファイルを見ると何をやっていたかは記録されています。位置合わせの情報も残っているので、ひょっとして再処理するとき使えるのでしょうか?

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なんだか、謎多き「自動処理」という感じです。
PixInsightでは現在はBatchPreProcessing(BPP)がありますが、以前スクリプトで自動処理を作られた猛者がいらっしゃいました。その方がずっと実用性がありそうでした。
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PIのBPPと比較してこの記事を書けると良かったのですが、とても残念です。BPPも時間はかかりますが、操作性はキビキビしてますし、経過のファイルが全部残るので、やり直しを手動で出来たり、ダークやフラットは使い回し出来るマスターファイルが生成されるので便利です。 そのPIのBPPですら、それぞれの工程には専用のプロセスがあるのだから、(横着せずにちゃんとやれ!)BPPは本番前の試験的なPreProcessのバッチ処理だ、という警告が出るんですよ。
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あと「下処理」と「前処理」を使い分けていますね。
前処理はダーク減算、RGB変換、フラット補正まで行った画像
下処理は位置合わせしてコンポジットが終了した画像
と言うことでしょうか?

2017年2月12日 (日)

Sh2-240にMSt

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去年12月に撮影したSh2-240です。
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Nikkor 58mm(F1.4) F4程度、露出180秒、ISO3200、LPS-V3フィルター使用、62枚コンポジットの割にSh2-240をあぶり出すことが出来ずにそのままになっていました。
今回PIのMaskedStretchで非線形圧縮することでかなり見えるようになりました。明るい散光星雲の単調な描写になってしまいますけどね。通常のデジタル現像に相当するHTは星マスクの生成で使いましたが、使っている画像はMSt画像そのものです。
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周辺の銀河はこんなに赤いのか?という疑問もありますが、とりあえずSh2-240は時間をかけた甲斐はありました。

より以前の記事一覧