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天文

2017年3月23日 (木)

発掘

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いよいよ、雪も融けて古屋君の発掘作業を再開しました。去年最後に「まさかね・・・」と思って中断していた場所には、やはり潰れた小屋がありました。トタン屋根と木の骨組みと壁が埋もれています。

しかも中には空間が存在しているようです。何が入っているでしょうか。

家族からは、お宝が出るとか、温泉が湧くとか、石油が出るとか、人骨だけは掘り当てるなとか、散々言われているので、ここらで一発逆転したいものです。

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次女の推測では、この自転車を引き抜くと神様が「・・・よきかな」と言って、お団子をくれるそうです。

いっそ土器でも出ませんかね・・・

追加:

家の購入時のお世話になった業者さんに相談した所、

バックホー1台、トラック2台(分別処理が必要だから)で1日がかりというありがたい見積もりを頂きました。

自転車が埋まっているコンクリート片の山と倒れた小屋の材木が人手では処理出来ないとのことです。去年雑草が生えた土手だと思っていた部分は全て廃材とゴミの山だったようです。

購入前に考えた観測小屋計画はゴミの山の上に立てる計画と言う事になりますねー

これはいただけません。

2017年3月18日 (土)

PixInsightのカラーキャリブレーション

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PIのカラーキャリブレーション(CC)はPIの根幹的なプロセスの1つです。非常に有効で使い方によっては客観的で再現性のある処理を行うことが出来ると思われます。最近のリファレンスを参考に使い方をまとめたいと思います。

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使用条件

1、CCを行う画像は、ダーク減算、フラット補正を行ったリニアデータであること

2、カブリ補正を十分に行い、DBEやABEで背景を均等化してあること

3、Backgraound Neutralizationは必須ではないが予めやっておいた方が良い結果をもたらす

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モードの意味

1、レンジセレクションモード

近くにある渦巻き銀河に用いる。遠方銀河では赤方偏移の影響があるので好ましくないそうです。

 galaxies should have the following properties:

  • Closer than 50 mpc
  • Hubble classifications Sa, Sb, Sc, Scd, SBa, SBb, SBc or SBcd
  • Inclination less than 60 degrees
  • Integrated intrinsic intergalactic and galactic reddening < 0.5 mag in Johnson B

 だそうです・・・

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2、ストラクチャーディテクションモード

 選択領域内の恒星を用いるモード、1以外の場合全てこのモードを使います。デフォールトでチェックされています。

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ホワイトリファレンス

・リファレンスイメージ

 空欄(対象画像全体を使用)か、領域を選択する。

 領域選択の場合リージョン オブ インタレスト(RoI)を用いた方が有効な場合が多い

・ストラクチャーディテクション

 銀河内の星雲などはレンジセレクションモードには対応していないので、天の川銀河内の対象(散光星雲等)に用いる場合はストラクチャーデテクションをチェックした方が良いと思われます。レンジセレクションモードは前述の対象に用いるべきですが、結果オーライと言う事もあるので試して悪いと言う事も無いと思います。基本、恒星を用いる方が安定した結果になります。

※私見ですが、散光星雲などでCCを用いる場合、赤と青が混在する領域を使うとレンジセレクションモードでも良い結果になる事があります。また、用いている光学系に収差があると恒星を用いるストラクチャーデテクションでは思うような色調にならない事があります。

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バックグラウンドリファレンス

・空欄(対象画像全体を使用)か、領域を選択する。

 領域選択の場合リージョン オブ インタレスト(RoI)を用いた方が有効な場合が多い

基本的にノイズの少ないニュートラルグレーの領域を選択すべきです。画像周辺に自信が無い場合は画像全体でなく、良好な領域を選択して使用すべきです。解説にはこの時RoIを用いた方が良いとなっていますが、具体的な理由は記載されていないようです。

2017年3月 2日 (木)

久々のLRGB

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M95,M96, M105周辺
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LRGB合成をしたのも2年半ぶりです。
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L:10min.11枚 、 RGB=4,4,4 各5min. ビニング2*2
Borg125SD+F4DG, ATIK383L+、アトラクス改(K-ASTEC)
AtikTitan+MaxImDLPro5にてオートガイド
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撮影データと画像を見てお察しの通り、今回の最大の失敗はRGB画像で、ビニング無しの5分とすべきでした。それで十分なLRGB合成用の露出が得られたにもかかわらず、ビニングしてしまったのは、オートセーブの撮影スケジュールの使い回しが原因です。以前なら事前に組んでおいたのですが、存在を忘れていて、慌ててVC200Lの物を良く確認せずに使ってしまいました・・・125SDではビニングしないのでフラット画像がありません。しかもダークが上手く合わず、三原色のノイズがいたる所に残ってしまいました。ダーク、フラットをしっかり撮影して再処理しないと消せませんね。
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RGB画像は全体的に露出オーバーになってしまいましたが、PIのSTFでオートストレッチせずに、銀河部分の適正露出を見極めながら手動でHTを使ってDDPを行っています。
L画像はMaskedStretchを使って銀河部分の白トビを復活させてから、Deco, HDR, LHE総動員で構造を出しています。
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星見櫓でのアトラクス+125SDの撮影は初めてでどちらも調整が不十分、元画像は最低の星像だったのですが、Decoとかでここまで復元しました。しばらく春物になるので、125SDは初夏まで出番がないかも知れません。

2017年3月 1日 (水)

井戸の蓋が

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この時期にしては珍しく月曜、火曜と晴れ予報!残念ながら月曜は会議と所用で撮影できませんでしたが、昨晩は2年半ぶりにBorg125SDと冷却CCD撮影を行う事が出来ました。

当然のことながらブランクの影響は大きく撮影開始までに2時間、その後ピントのズレに気付いて撮り直し、さらにその後極軸がずれている事に気付くも万事休。今朝、確認すると極軸望遠鏡のネジが緩んでいて、触るとカタカタ動きます・あちゃー

なぜ合わせる時に気が付かないかなー!早くPoleMaster導入しなければ。それでもガイドは全く問題なく±1pixel内に納まっているから不思議です。これなら星見櫓でVC200Lでも使えそうなので、次回から春物狙ってみたいと思います。

さらに画像を精査するとかなり強い偏心と撓みが出ています。もう一度接合部分やらフィルターの取り付けやら確認しないと・・・何しろ前回撮影以来調整していないので。

そんな撮影の最中、雪が降る前に蓋をした古井戸の方でガタッと物音が!!

櫓から見下ろすと何やら白い人影がのそのそと這い出て来るような気配がするような、しないような!!!

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今朝、恐る恐る井戸に行ってみると、何と蓋が開いています。やはり○子が這い出てきたのでしょうか・・・・

2017年2月19日 (日)

ステライメージ8

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先日発売されたステライメージ8を使ってみました。
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既に購入された方のブログなどであまり良い印象を受けなかったので、取り合えずお試し版です。
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まずは自動処理がどの程度か体感してみたかったので、NikonD800の画像を使って動かしてみました。公式動画の解説では4枚を処理していたので、数十枚ある画像の内4枚だけ選択してみると、装填するまでの時間が・・・。信じられないほど遅い・・・。
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確かに使用しているパソコンは普通のHDDで旧型のi7です。でも4枚読み込むまでに待たされる時間から実際に処理したい枚数にかかる時間を考えると、ちょっと全部やる気になりません。処理を始める手順の中で待たされるのは辛いです。ダークやフラットはそれほど遅くないので、データ量の多い画像を装填するのに手間取るのでしょう?(たぶんメモリーに読み込んでいるわけではないと思いますが、なんでこんなに時間がかかるんでしょう?)。まさかサムネイルを作るために待たされているなら勘弁してほしいです。
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で、ダークやフラットはマスターファイルを作ってくれる訳ではないのでしょうか?お試し版なので保存はされませんが、一回処理した時にマスターファイルとして残してくれないと、次に同じダークやフラットを使う時に困りますよね。マニュアルを読んだわけではありませんが、どうなっているのでしょう?
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ダークやフラットのコンポジットの設定とか、出来ないのでしょうか?それは我慢するにしてもライトフレームのコンポジットまでには、調整すべき事がいくつかあるように思いますが、ほぼ何も出来ないのですね。ホット・クールピクセルはそれぞれバー1本、オン・オフすらないようでは、安心して前処理を任せられません。
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一連の処理の中でガイドエラーの判定が入っていますが、やり直しは全部最初からという事なんですよね。それは良いとしても、どの画像がどういう判定で取捨選択されたかという履歴はどこかに残るのでしょうか。それを考慮してやり直しを設定しないと、さらにまたダーク等のコンポジットもやり直すのでしょうか?何か回避策はあるのでしょうか?

肝心の仕上がりは4枚なので何とも言えませんが重ね合わせに大きなズレはありませんが、星像の判定はある程度レンジを切り詰めないと判断できませんし、自動処理から通常の処理にどうやって移行するのか分かりませんでした(「画像ウィンドウで編集」ボタンがありました)。

さらに処理のログファイルが生成される事が分かりました。処理結果も、ダーク、RGB変換、フラット補正が終了した画像は保存されるようです。ログファイルを見ると何をやっていたかは記録されています。位置合わせの情報も残っているので、ひょっとして再処理するとき使えるのでしょうか?

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なんだか、謎多き「自動処理」という感じです。
PixInsightでは現在はBatchPreProcessing(BPP)がありますが、以前スクリプトで自動処理を作られた猛者がいらっしゃいました。その方がずっと実用性がありそうでした。
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PIのBPPと比較してこの記事を書けると良かったのですが、とても残念です。BPPも時間はかかりますが、操作性はキビキビしてますし、経過のファイルが全部残るので、やり直しを手動で出来たり、ダークやフラットは使い回し出来るマスターファイルが生成されるので便利です。 そのPIのBPPですら、それぞれの工程には専用のプロセスがあるのだから、(横着せずにちゃんとやれ!)BPPは本番前の試験的なPreProcessのバッチ処理だ、という警告が出るんですよ。
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あと「下処理」と「前処理」を使い分けていますね。
前処理はダーク減算、RGB変換、フラット補正まで行った画像
下処理は位置合わせしてコンポジットが終了した画像
と言うことでしょうか?

2017年2月12日 (日)

Sh2-240にMSt

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去年12月に撮影したSh2-240です。
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Nikkor 58mm(F1.4) F4程度、露出180秒、ISO3200、LPS-V3フィルター使用、62枚コンポジットの割にSh2-240をあぶり出すことが出来ずにそのままになっていました。
今回PIのMaskedStretchで非線形圧縮することでかなり見えるようになりました。明るい散光星雲の単調な描写になってしまいますけどね。通常のデジタル現像に相当するHTは星マスクの生成で使いましたが、使っている画像はMSt画像そのものです。
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周辺の銀河はこんなに赤いのか?という疑問もありますが、とりあえずSh2-240は時間をかけた甲斐はありました。

2017年2月 8日 (水)

PixInsightのMStとLHE

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久々に画像処理にはまりました。

PIのMaskedStretch(MSt)とLocalHistogramEqualization(LHE)を星野写真で有効に使うにはどうしたらよいか?随分悩みましたが、この画像がとりあえずの結論です。

MStは普通にデジタル現像すると飽和してしまう部分だけに使用します。それ以外の部分を使うと眠い感じになります。また、暗い星では効果より副作用の周辺の滲みが目立つだけなので注意が必要です。今回は明るい恒星と星雲の極明るい部分両方に使用し、それ以外の恒星には作用しないように気を付けて、マスクを作成しました。

LHEはとにかく星に影響しないように、しかも星雲部分にはちょうど良く作用するマスク作りが重要です。コツは極控えめにパラメーターを設定することです。

細かい事はデジタルマジックにまとめたいと思います。

これでまたやる事がなくなりました。月も明るいし、新潟は晴れそうにないし、困りました。

2017年2月 5日 (日)

佐渡のお陰

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最近の人工衛星画像は非常に鮮明でリアルタイムなので、家の窓から空を眺めるより、携帯で衛星画像を確認した方が今のお天気が良くわかると言っても言い過ぎではないかもしれません。
昨日は海の家の周辺は星が見えていたので、星見櫓はどうだろ?と画像を確認すると曇ってました。ちょっと心安らかに過ごせました。画像を見る限り佐渡島が雲から新潟市をガードしてくれているように見えます。
ありがたやー 、それとも、たまたまかな?

2017年2月 2日 (木)

オリオン座はお好きですか?

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2015年に撮影した画像と昨年11月に撮影した画像を合わせて60枚を処理してみました。

若干ピント位置が異なったようで、良く見ると明るい星は2重になってしまいました。ちょっと残念ですが、枚数が多いと星雲の描写は良くなりますね。

しばらく我慢して、PIだけで仕上げるように頑張っていたら禁断症状が出てしまいました。そこで、今回はフォトショップをガッツリ使っています。グラデーションマスクに、レイヤー構造、かゆい所に手が届くとは正にこの事です。PIには作業する人間が直接画像に変更を加える手段がありません。ステライメージだとグラデーションマスクはありませんが任意の方向でカブリ補正が出来ます。意図する部分のカブリを除去出来るのは便利です。確かにPIのDBEはサンプルを任意に配置出来ますが、そこからどうカブリを調整するかは決められません。直接画像をいじる手段が無い事が、逆にPIだけで仕上げる価値であり、面白さ?なんだと再認識しました。

巷で話題のステライメージ8の案内が届きました。ステラショットと合わせて買うと「お得!」なんていう誘惑のおまけ付き。

でも、私の赤道儀は対応していないようですね。

 

2017年1月31日 (火)

PixInsightだけで仕上げる

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星見櫓で最初に撮影した画像を、今年の目標、PixInsight(PI)だけで仕上げてみました。

最近覚えたMaskedStretch(MSt)とLocalHistogramEqualization(LHE)も積極的に使ってみました。MStはこの手の星だらけの画像では使いづらいのですが、輝星の飽和部分を小さく出来るのは魅力的なので、試行錯誤してみました。MSt画像から星マスクを生成して通常画像と合成する事で微光星の肥大化を抑えられました。

LHEは散光星雲の場合、ほんの隠し味程度にしないと大変な事になってしまいます。仕上げの段階で、ほんのちょっとだけ使えば十分なようです。色々試してみましたが、わざわざL画像を作らなくても、RGB画像のままでも副作用は無さそうです。

微光星が沢山ある領域ではHistogramTransformationでレンジを切り詰めすぎると微光星が煩くてどうしようもなくなるので、適当にマスクを使いながらCurvesTransformationで仕上げないと駄目なようです。

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等倍で見るとこんな感じです。背景の画質はTGVDenoiseで良好です。相変わらず星が煩いですが、微光星も明るい星もそれなりに綺麗に出来ました。星の飽和しない部分はMStの効果も出ているのか、しっかり色が乗っていますが、青はレンズの影響もありそうです。

問題が無い訳ではなく、星雲の明るい部分では星の周辺が僅かにアンダーになっています。フォトショップではこれを防げるのですが、PIだけで何とかなるでしょうか。

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