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天文

2017年12月 1日 (金)

PCC vs CC

201709251_2
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                            *PhotometricColorCalibration(PCC)

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                           vs

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                            *ColorCalibration(CC)

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20170925_mosaic2
PixInsightに最近追加されたPCC。やっている事は凄いのですが、星野写真だと何となく黄色が強い感じになってしまいます(上の画像)。銀河の直焦点では特に違和感を感じないPCCが、何故星野写真では違和感のある色調になるのか。よく分かりません。推測ですがカメラレンズの収差とか色滲みが結果に影響しているのかもしれません。

それから、上の画像では調子に乗ってLocal Histogram Equalization(LHE)を強めに使ってしまったので、分子雲(?)が強調されています。

従来から使っていたCC(下の画像)の方がよい感じに見えます。特にプレアデス側はこちらの色調の方が見慣れています。CCだと星を使わないキャリブレーションも可能なのが良いのかもしれません。

この画像はLHEを全く行っていません。この方が漂うガスの感じが出ているように思うのは日本人の感性でしょうか?

2017年11月30日 (木)

ありがたやー

Img_0122_2
絶対晴れると思って準備したのに、ダメだった月曜の夜。
ピント合わせの1枚だけ画像がありました。
使ったレンズはNikkor AiS180ED(F2.8)です。古いレンズですがAPS-Cでは多用していました。流石に35mmサイズのデジタルでは無理があると思いつつ、ダメもとでテストしました。
ピント合わせが終わった所で、試し撮りをしようと思ったら雲が流れてきてこのまま曇ってしまいました。
Img_0122_rgb_vng_s_m
FWHMのマップとみると、マウントアダプタの影響か、例によってちょっと中心がズレていますが良い値です。古~いレンズですが、フィルム時代には定評のあったレンズです。デジタルでも使えそうな気がしてきました。ちょっとうれしいですね。

2017年11月29日 (水)

月明り

Dsc_0483
大分月が明るくなりました。月明りの星景写真を撮るにもちょっと明る過ぎます。

東にオリオン座が昇って来ると、

Dsc_0490

西では夏の星座達が沈んで行きます。特に白鳥座が沈む姿は地面に突き刺さる十字架のようで印象的です。これもちょっと月が明る過ぎますか。

今日の午後からまた冬型の気圧配置だそうです。新潟では年内あと一回くらい撮影チャンスがありますかね。


2017年11月28日 (火)

何時晴れたの?

Dsc_0472
昨夜は会議が終わって22時過ぎに古屋君に戻り、GPVの快晴予報を信じて機材を準備して、雲が切れるのを待ちました。月が沈む頃には晴れるだろうと思っていたのですが、一向に雲が切れません。結局あきらめて寝てしまいました。

そして今朝は快晴・・・何時晴れたんだ?

20171128_071618
星見櫓から眺めると地面は霜で真っ白です。放射冷却だったんですね。

今年は12月上旬で会議や忘年会が全部終わります。12月の新月期はフリーになりそうですが、はたしてお天気はどうでしょう?去年の12月は新潟にしては珍しく3日ほど晴れ間がありました。

Dsc_0460
以前、火野正平さんの「こころ旅」で通っていた険しい遊歩道を胎内川の対岸から見つけました。雪が積もる前に探検してみたいような、みたくないような。

2017年11月25日 (土)

モニターのキャリブレーション

20171121_seagull_2
先日撮影したカモメ星雲を職場に置いてあるEIZO ColorEdgeで調整しました。23日の画像と比較すると明るめになっています。自宅で処理に使っているノートパソコンのコントラストが高めだったようです。

とりあえず自宅用のノートを職場に持ってきて調整してみました。ただ、職場のColorEdgeも年数が経っているのでへたっているような気もします。モニターは本当に悩ましいです。

20171121_rose_2_2

調整後の自宅ノートで、バラ星雲を再処理してみました。この辺はクリスマス星雲にかけて淡いガスが在るような無いような判断しかねる背景です。とりあえず明らかなカブリ以外なるべくいじらないようにABEのFunctionDegreeを3で使っています。DBEを下手に使うとますます訳が分からなくなります。

撮影データ:

Borg125SD+F4DG, EOS6D(改造機)ISO3200、露出180秒、

カモメ星雲(IC2177) 55枚 コンポジット

バラ星雲(NGC2237) 43枚 コンポジット

ss-one75mmガイドカメラ PHD2にて自動ガイド
アトラクス赤道儀(K-Astec改)

2017年11月24日 (金)

コスメティック・コレクション

画像処理用語のなかで、ドリズルの次に、なんだか不思議な名前のコスメティック・コレクション。CCDの素子で機械的・電気的に正常に動いていない素子を除外するコスメティック・コレクション。最も確実なのは駄目な素子のマップを作って除外する方法です。PixInisghtにはそれ以外にマスターダーク画像を使う方法と、画像内での各素子の値の飛びぬけ具合から自動で除去する方法の3つが用意されています。

EOS6Dのノイズは無理をしなければ多くはありませんが、EOSkissX7のISO3200, 90sec.のようなおいしい所はないようです。ISOを上げればそのように、露出時間を延ばせばそれなりに、多くなるように感じます。もちろん外気温の影響も受けるので、気温が高ければ多くなるのは当たり前ですね。カモメ星雲はほとんどノイズと思われる輝点がなかったのは低温の効果でしょうか。NikionD800では外気温10度程度でも、ISO3200、180秒でダーク減算してしまえば全く気にならなかったのですが、EOS6Dでは何らかの処理が必要な感じです。
検索してみると冷却していないEOS6Dではディザリング+シグマクリップでノイズを軽減されている方が多いようです。EOS6DではISO3200, 180秒を使いたいので、私も試してみたいのですが、デジタル一眼のディザリングって、PHD2の他にソフトが必要なんですね。MaxImDLでは動かないし。これは後日検討しなければいけません。
まず普通のダーク減算です。通常通りやってみましたが、効果は非常に限定的で劇的な効果が得られませんでした。この点については、その内設定を変えて試してみようと思いますが、過去の経験からこれだけでは完全に除去する事はできません。
次はシグマクリップです。ディザリングはしていませんが、適当に画像はずれていくので、全く効果が無い訳ではありません。シグマ値をPixInsightのデフォールトより若干小さくしてみると、バラ星雲でかなりの輝点を除去できました(画像は22日のブログ参照)。
Cosmeticcollection
しかし枚数が少ない場合、シグマクリップの効果も期待できないのでCosmeticCorrection(CC:コスメティックコレクション)に頼ることになります。上の画像は、試し撮りのM45の一部強拡大です。枚数は7枚とシグマクリップの効果はあまり期待できない数です。そこで、CCをベイヤー配列で試してみました(理屈では「やってはいけない」事になっていますのでご注意を)。右ほど強い効果が得られていることが分かりますが、それに伴い微光星の芯が抜けて星の色も変わっていることが分かります。この副作用が致命的なので、ベイヤー配列でのCCは基本やってはいけないのだと思います。思い切って使うことが出来ませんが、180秒露出を使いたい長焦点でFが大きい光学系では微光星も大きくそれほどシャープではないので気を付ければ使えそうな気もします。125SDではCCは使えそうに無いので、ノイズの少ないISO3200,90秒露出が適当でしょうね。あるいはISO1600, 180秒の方が有効かもしれません。
次の試し撮りは何時になりますかね。FS128かVC200Lを使います。

2017年11月23日 (木)

放射冷却に助けられ

20171121_seagull_1

21日の晩は2対象撮影しました。22時過ぎからバラ星雲、0時半過ぎからカモメ星雲明るくてメジャーな星雲を選んでみました。
いまさらEOS6Dのレポートをしても仕方がありませんが、ISO3200、180秒で55枚、手元の温度計でマイナス3度を下回った深夜以降の画像はダーク補正をしなくてもかなり良い画質になりました。
問題は最初に撮影したバラ星雲。同じカメラで撮影したとは思えないノイズの量です。撮影開始時点でほぼ0度、たったそれだけの違いでこれほどノイズに差が出るかという感じです。
Photo
不思議ですね。これほど違うものですかね・・・
バラ星雲の画像を一枚ずつ精査して対策を考えたいと思います。
今のところ、
・ダーク補正では改善しない
・X7では効果があったDebayer後のCosmeticCorrectionでは効果がない
SigmaClipの設定とか、いろいろ考えてみようと思います。
20171121_rose_2
低空から撮り始めたためにカブリも残っているように思いますが、とりあえずノイズはSigmaClipの設定を調整してかなり軽減できました。
このカメラ、ノイズ的には夏場はキツイかな
Borg125SD+F4DGはF4程度なので、90秒露出の方が星は綺麗に処理できるのですが、星雲に関しては180秒は有効ですね。

2017年11月22日 (水)

GPVの仰せの通り

Dsc_0444
昨夜は予報通り、22時頃から快晴になりました。

それまでは半信半疑で撮影準備だけして、炬燵でぬくぬくブラックリストを観ていたのですが、あっという間に雲が切れて晴れました。

Dsc_0454
放射冷却で急激に気温も下がって、今朝日の出前はマイナス4度。アスファルトの水分も凍ります。

撮影は当初計画していた通り、Borg125SD+F4DGとEOS6Dの組み合わせです。

Img_0055_abe
ダーク減算も、フラット補正もしていない1枚画像です。珍しくPSのCameraRAW現像です。

やはり周辺の輝星に口径食のような影響が見られます。これはニコンマウント特有ではなく、レデューサの問題でしょうかね。

以前D800で試した時に、この星像を補正するスクリプトをPixInsightで作ったので、画像処理で目立たなくする事は出来ます。私の大好きな分野なのですが、「邪道の極」とそしりを受けそうなのと、いちいち面倒臭いのでスッキリ撮れる光学系が欲しいです。

とりあえず星雲そのものは良く写っている様なので、ゆっくり画像処理してみます。

2017年11月19日 (日)

やっぱりCC?

20171117_ic1805_2jpg
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20171107_3
PixInsightのPhotometricColorCalibration(PCC)がリリースされてから色々試してきました。気になったのは古いカメラレンズ(デジタル対応以前のレンズ)の場合、PCCの結果に納得がいかないことでした。恐らくPCCは画像内の星をサンプリングしてデータべースの色情報と比較することでカラーキャリブレーションしているため、古くて若干星に色が乗る古いレンズの処理には向いていないのかもしれません。また、収差が気にならない新しいレンズでもわずかなピントのズレで生じる色がPCCに悪影響を及ぼしているような気がします。気のせいかもしれませんけどね。
 
従来通りのCCを使ってcarl zeiss Planer85の2枚の画像を処理してみました。なんか普通に「普通の色調」になりました。特徴が無いと言えばそうですが、CCも使い道がありますね。
 

2017年11月18日 (土)

迷走する画像処理

20171117_ic1805

Canon EOS6D改造機(ハヤタ・カメララボ)、carl zeiss Planar85(F1.4)F4

ISO3200, 90sec., 46枚コンポジット、スカイメモRにて自動ガイド

昨夜は薄明終了からしばらく晴れていたので、またスカイメモRでちょっとだけ撮影しました。最近このパターンが多くしっかり腰を据えて撮影する機会がありません。

スカイメモで撮影するということは殆どカメラレンズ撮影と言う事になりますが、どうにも画像処理が定まりません。PIxInsightのカラーキャリブレーションPCCも信じて良いのか、見たとおり今回の画像もちょっと首を傾げる結果になっています。カブリの補正も広角になればなるほどムラなんだか本当にあるものなのか判断が出来ません。

そろそろ画像処理を根本的に考え直す時期なのかも知れません。

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